この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたとふたり
第28章 その手を離すな
「は…矢野さん…」



「はっ…いっ!」



突然のことで声が上擦ってしまった。




みんなの視線が痛いほど、私に集まる。




「明日、本社と支社で報告会がある。

それで…会議の資料があと少しいるんだけど…


昨年度の行動報告会の資料がパソコンの中にはなくて


あんた、この前資料室に居たから…


詳しいなら教えてもらえる?」




「あっ…わかりました。

すぐにお調べします…」


何だ…そんな事と思いながらも私は
資料室へと向かった。


その隣で香織が

「私もお手伝いしましょうか?」と声を
かけていたけれど…


怖いくらいの営業スマイルで
「ありがとう。もうないから
君は仕事に戻って。ごめんね」
と断っていた。




あーぁ。あんな、笑顔向ければ…




案の定、香織の目はハートになって
もうメロメロだった。



私はヒールをカツカツ言わせ
資料室に向かう。
/376ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ