この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたとふたり
第29章 あの時のペアリング

「…えっ!?」
後ろにはバスタオルを腰に巻き
頭をタオルで拭く優ちゃんの姿。
「遥香が、その指輪をしてくれてたのわかってた。
だから、どうしても今日会いたかったんだよ」
その姿のまま、私の隣へと座る。
「優ちゃん…これペアリングでしょ?」
「あぁ。」
「優ちゃんのは?」
「あるよ。」
「どこ?」
「お前のすぐ目の前。」
私は優ちゃんの首にかかるネックレスへと
目線を移した。
「あっ…あった…」
「そっ。五年間俺は肌身離さずつけてんだよ。
それなのに…お前は今日からかよ」
言葉とは裏腹に優ちゃんの表情は
とても優しいものだった。
そして、優ちゃんは私に優しいキスをした。
後ろにはバスタオルを腰に巻き
頭をタオルで拭く優ちゃんの姿。
「遥香が、その指輪をしてくれてたのわかってた。
だから、どうしても今日会いたかったんだよ」
その姿のまま、私の隣へと座る。
「優ちゃん…これペアリングでしょ?」
「あぁ。」
「優ちゃんのは?」
「あるよ。」
「どこ?」
「お前のすぐ目の前。」
私は優ちゃんの首にかかるネックレスへと
目線を移した。
「あっ…あった…」
「そっ。五年間俺は肌身離さずつけてんだよ。
それなのに…お前は今日からかよ」
言葉とは裏腹に優ちゃんの表情は
とても優しいものだった。
そして、優ちゃんは私に優しいキスをした。

