パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第30章 アカリ

「うっわっ！ヒッッドイ顔！」



有休明けの香織が私をみて爆笑する。




「うるさい」



「ゴメン、ゴメン。
何があったのよ？珍しいわね？」



「いいのよ。もう。


それより加藤部長は？」



「あんた知らないの？
今日から人事異動で、交代よ！交代！


それが今度来る人…」



そう言いかけた時、入り口のドアが開き

優ちゃんが入ってきた。



目線が合うもすぐに避けてしまった。




「えー。今日より、この広報部の部長になられる方を
紹介します。私共の、支所では
大変、お世話になった方です。

村崎アカリさんです。」




優ちゃんの紹介でカツカツと
エナメルベージュのヒールを鳴らし
入ってきたその人物…



赤い口紅が印象的で…

髪を内巻きに巻いている…



それはレストランで見たあの人。