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あなたとふたり
第30章 アカリ

「…私…帰ります。
あとは2人で…ごめんなさい」
今日はカバンも持たずに
マンションから出てきてしまった…。
『私たちはもう終わってるから』
『今までこんな事しなかっただろ!?』
私の知らない優ちゃんの過去。
5年の月日は…長すぎたのかも知れない。
私は携帯電話ももっていないため…
頼るところは一つしかなかった。
…………………………………
「アカリ。何なんだよ。お前。」
「宝物をいじめてみたくて」
マンションに入ってきたアカリは
ソファーに座り足を組みこちらを向いている。
テーブルの上には
遥香が作ったであろう料理が
並べられていた。
「すごいわね…遥香ちゃん。
追いかけなくていいの?」
「お前が悪いんだろう。
全く…遥香いじめんなよ。」
「結局、5年の間
私と一緒にいたって教えてあげましょうか?」
「やめろよな…」
「嘘よ。」
アカリは薄い笑みを浮かべた。
あとは2人で…ごめんなさい」
今日はカバンも持たずに
マンションから出てきてしまった…。
『私たちはもう終わってるから』
『今までこんな事しなかっただろ!?』
私の知らない優ちゃんの過去。
5年の月日は…長すぎたのかも知れない。
私は携帯電話ももっていないため…
頼るところは一つしかなかった。
…………………………………
「アカリ。何なんだよ。お前。」
「宝物をいじめてみたくて」
マンションに入ってきたアカリは
ソファーに座り足を組みこちらを向いている。
テーブルの上には
遥香が作ったであろう料理が
並べられていた。
「すごいわね…遥香ちゃん。
追いかけなくていいの?」
「お前が悪いんだろう。
全く…遥香いじめんなよ。」
「結局、5年の間
私と一緒にいたって教えてあげましょうか?」
「やめろよな…」
「嘘よ。」
アカリは薄い笑みを浮かべた。

