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あなたとふたり
第32章 あなたとふたり
「おい。なんで離れるんだよ。」
「怖いもん…」
「我慢できねぇって言ってるだろ。
黙って抱かれろ。」
「…待って…」
「待てねぇ。」
優ちゃんは私へとジリジリと近付く。
そして…
「んっ。…あっ。」
甘い甘いキスをする。
わたしは堪らず優ちゃんの服の袖を
ギュッと握った。
「遥香…好き。」
何度も何度も
角度をかけて私へキスをする。
浅くしたり…深くしたり
私の口内で優ちゃんの舌は
うごめいていた。
「んんっ。…はぁっ。優ちゃん…っ。」
頭の中は真っ白だった。
ただひたすら愛しい人の名前を呼ぶ。
「優っ…ちゃん。優ちゃんっ。」
優ちゃんの唇は少しずつ下へと降りる。