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あなたとふたり
第32章 あなたとふたり
シーツをがむしゃらに握り
快楽に耐え続けた。
何度も達したかわからない私は
もう息をするので精一杯だった。
「はっ…はっ…はぁっ…あ…あっ。」
「遥香、
愛してる」
優ちゃんからの愛の言葉と同時に
私は意識を手放した。
光り輝く中に私はフワフワと浮いていた。
その手は誰かにしっかりと握られていて…
とても幸せだった。
目が醒めると、まだ私たちはベッドの中だった。
優ちゃんの腕枕で眠っていたようだった。
優ちゃんの左手はしっかりと
私の手と繋がっている。
その左の薬指には…
しっかりと指輪が光っていた。