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あなたとふたり
第32章 あなたとふたり
「…………反則だろ。」
優ちゃんは握っていた左手を離し
自分の顔に腕を持っていく。
照れているのか耳まで真っ赤だ。
「優ちゃん。大好き。
ずっと。
ずっとよ?」
ガバッと急に優ちゃんは
私に覆いかぶさる。
「遥香。
結婚しよう。」
ゆっくりとキスを落とす。
私の見開いた目からは
涙が溢れてくる。
「俺がお前の涙をとめてやる。
俺がずっと楽しませてやる。
俺が初めての経験をさせてやる。
俺がずっとそばにいてやるよ。
だから、遥香。
俺と生涯を共にして欲しい。」
「……優ちゃんっ。
はいっ!!」
私は思い切り優ちゃんの首に
抱きついた。
そして、私からキスをする。
もう大好きよ。
大好きっっ!