この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたとふたり
第7章 優しい手と優しい唇
…………………………………
あのキスから
一ヶ月。
優ちゃんはやっぱり
そばにいてくれる。
2年の時は少し離れて
荒れてた優ちゃんを見てたけど…
今は普通のようだ。
「寒くなってきたなぁ…」
康太と優ちゃんが話している。
もう10月にはいり
あの夏のような暑さが嘘のようだった。
周りは受験勉強に励み
私達も焦りを…
見せないといけないはずなのに。
「あー。ねみぃ。
おい。康太、今からサボろうぜ」
「バカ。今サボればお前、内申書ヤバイだろ。」
「ちっ。頭だけじゃ行けねーもんなー。」
「おい。遥香。」
「んー?」
「今日は康太と帰れよ。」
「んー。……えっ!?
玲奈は!?」
「知らないけど。頼まれたよ。」
「優ちゃんは!?」
「俺、無理。
先約。」
「はぁ?女ね!女なのね!」
「まぁ。そんなもん。」
〜〜〜〜〜〜っ!
バカ優!!!
「遥香…そんなに俺と帰るのいや?」
「ーっいや。違くて…その。」
優梨ちゃんに悪いじゃん…
なんて言えないんだけど。
康太はクスっと笑って
「遥香の考えてることはわかるよ。
優梨は今日は部活だから。」
「あっ。そうなんだ…。」
本当にお見通しなんだね…。
私はトクトクと少し早く打つ心臓が
鳴り止むまで幸せな気分だった。
あのキスから
一ヶ月。
優ちゃんはやっぱり
そばにいてくれる。
2年の時は少し離れて
荒れてた優ちゃんを見てたけど…
今は普通のようだ。
「寒くなってきたなぁ…」
康太と優ちゃんが話している。
もう10月にはいり
あの夏のような暑さが嘘のようだった。
周りは受験勉強に励み
私達も焦りを…
見せないといけないはずなのに。
「あー。ねみぃ。
おい。康太、今からサボろうぜ」
「バカ。今サボればお前、内申書ヤバイだろ。」
「ちっ。頭だけじゃ行けねーもんなー。」
「おい。遥香。」
「んー?」
「今日は康太と帰れよ。」
「んー。……えっ!?
玲奈は!?」
「知らないけど。頼まれたよ。」
「優ちゃんは!?」
「俺、無理。
先約。」
「はぁ?女ね!女なのね!」
「まぁ。そんなもん。」
〜〜〜〜〜〜っ!
バカ優!!!
「遥香…そんなに俺と帰るのいや?」
「ーっいや。違くて…その。」
優梨ちゃんに悪いじゃん…
なんて言えないんだけど。
康太はクスっと笑って
「遥香の考えてることはわかるよ。
優梨は今日は部活だから。」
「あっ。そうなんだ…。」
本当にお見通しなんだね…。
私はトクトクと少し早く打つ心臓が
鳴り止むまで幸せな気分だった。