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あなたとふたり
第7章 優しい手と優しい唇
放課後。


家の方向も同じ康太と並んで歩く。


他愛もない会話をする。
受験の話や今度の模試の話。
陸上のタイムの話や玲奈の話。


時々、優ちゃん。


「ねぇ。優梨ちゃん、何の部活なの?」

「バスケ部。って言ってもマネージャーだよ。

優と一緒だよ。まぁ、優は居てもいないような

もんだろうけどね。」

「確かに…部活なんて行ったことあるのかな。」



「かっこいいよ。優は。」


「へ?」

「バスケしてる姿みたら遥香も惚れるよ。
周りの女子がいつもキャーキャー言ってた」

「私は他の女子とは違うよ!
優ちゃんに男の魅力は感じないっ!」


いつも私と帰ってたのに
いつ部活に行ってたんだ?


「あっ!だから優梨ちゃんは優ちゃんのこと
優ちゃんって呼んでたんだー!

てっきり優ちゃんって呼ぶのは
私だけかと思ってた!」

「…そうだね。周りは優って呼ぶからね。

優梨と優は中学が一緒らしいよ。

だから、

『幼馴染み』なんじゃないかな?」



「…………ふーん。」


「康太、心配じゃない?」


「優は大丈夫だよ。」

「幼馴染みだよ?切っても切れない縁なんでしょ?」



「それは俺たちでしょ。

優の縁は優梨には繋がってないよ。」

康太は意味深にクスっと笑った。

意味がわからずわたしは首を傾げた。
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