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あなたとふたり
第1章 ふたり
「はい。今日はこれまで。」
キーンコーンカーンコーン…。
終了のチャイムが鳴り
みんなが一斉に伸びをしたり
机に項垂れる。
「あっちぃ〜!!!」
隣からはさっきまでの真剣さが嘘のような
優ちゃんの姿。
あっちぃ〜しか言葉を知らないのか⁇と
思うくらい今日は連呼している。
「遥香ー!帰ろう」
玲奈が私を呼ぶ。
「あっ。うん!待って!」
そう言い、カバンを取り席を立つ。
ふと優ちゃんに視線を移すと
机に項垂れたまま顔だけをこちらに向け
何も言わず私を真剣な目で見ていた。
その目にドキっと心臓が踊り
私は一瞬、動けなくなってしまった。
「玲奈とふたりで帰る?」
「えっ?…うん。ふたりで…」
「なら…いいよ。バイバイ」
そういうと優ちゃんは体をあげ
カバンをたとって早々と教室から出て行ってしまった。
怒ってた…?
「遥香〜!行くよ〜!」
玲奈に呼ばれ私もすぐ、教室から出る。
優ちゃんの言葉をあまり理解せずに…
気にもとめていなかった。
キーンコーンカーンコーン…。
終了のチャイムが鳴り
みんなが一斉に伸びをしたり
机に項垂れる。
「あっちぃ〜!!!」
隣からはさっきまでの真剣さが嘘のような
優ちゃんの姿。
あっちぃ〜しか言葉を知らないのか⁇と
思うくらい今日は連呼している。
「遥香ー!帰ろう」
玲奈が私を呼ぶ。
「あっ。うん!待って!」
そう言い、カバンを取り席を立つ。
ふと優ちゃんに視線を移すと
机に項垂れたまま顔だけをこちらに向け
何も言わず私を真剣な目で見ていた。
その目にドキっと心臓が踊り
私は一瞬、動けなくなってしまった。
「玲奈とふたりで帰る?」
「えっ?…うん。ふたりで…」
「なら…いいよ。バイバイ」
そういうと優ちゃんは体をあげ
カバンをたとって早々と教室から出て行ってしまった。
怒ってた…?
「遥香〜!行くよ〜!」
玲奈に呼ばれ私もすぐ、教室から出る。
優ちゃんの言葉をあまり理解せずに…
気にもとめていなかった。