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あなたとふたり
第8章 手を伸ばせばそこにいる
優ちゃんの顔を恐る恐る見ると
そこにはとても優しい笑顔があった。
優ちゃんの手が私の頬を撫で
「遥香」
そう呼ばれた時には
優ちゃんの鍛錬な顔が目の前にあった。
目を瞑った私のまつ毛にキスを落とし。
頬に…
そして
唇に…
優ちゃんは温かいキスを落とした。
寒空の下で流した涙はとても温かった。
「泣くなよ。遥香。」
「優ちゃん…っ。ご…ゴメン…ね。」
「なんだよ。」
「もう、女遊びしないでね。」
「……それは…」
「えっ!?」
優ちゃんは私にはまた、笑顔を向ける。
「解ってるよ。
ってか、できねぇーな。」
優ちゃんは照れ臭そうに
頭をクシャクシャとかいた。
「優ちゃんの手は誰よりもあったかいの。
優ちゃんの唇は誰よりも優しい。
優ちゃんはとっても綺麗。」
少し優ちゃんは驚いた顔をして
「お前、俺としかキスしたことねぇーじゃん。」
と、笑った。
「さぁね。」
「ーーーっはぁ!?
おいっ!こら!」
「痛いっ!痛いっ!苦しい!」
『心優しい狼は、本当に大切なお姫様には
手を出せないようです…』
そこにはとても優しい笑顔があった。
優ちゃんの手が私の頬を撫で
「遥香」
そう呼ばれた時には
優ちゃんの鍛錬な顔が目の前にあった。
目を瞑った私のまつ毛にキスを落とし。
頬に…
そして
唇に…
優ちゃんは温かいキスを落とした。
寒空の下で流した涙はとても温かった。
「泣くなよ。遥香。」
「優ちゃん…っ。ご…ゴメン…ね。」
「なんだよ。」
「もう、女遊びしないでね。」
「……それは…」
「えっ!?」
優ちゃんは私にはまた、笑顔を向ける。
「解ってるよ。
ってか、できねぇーな。」
優ちゃんは照れ臭そうに
頭をクシャクシャとかいた。
「優ちゃんの手は誰よりもあったかいの。
優ちゃんの唇は誰よりも優しい。
優ちゃんはとっても綺麗。」
少し優ちゃんは驚いた顔をして
「お前、俺としかキスしたことねぇーじゃん。」
と、笑った。
「さぁね。」
「ーーーっはぁ!?
おいっ!こら!」
「痛いっ!痛いっ!苦しい!」
『心優しい狼は、本当に大切なお姫様には
手を出せないようです…』