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あなたとふたり
第9章 空白の2ヶ月
外に出た時にやっと
触ってしまったことに負い目を感じた。


ごまかすように話の内容を聞いたが
遥香は俯いて「ない」と言いやがった。



遥香は俺に…


「謝りたかった。」と言った。



待て。
悪いのは俺だろ?
あんなとこ見せて
怖がらせて幻滅させた。

遥香の何が悪い…。




遥香はそれから俺に
何人としたのかと聞いた。

…できるわけない。

そんな、かっこ悪いこと言えずに
ごまかした…

おかげて平手打ちを食らう羽目になったけど
怒る遥香も俺には嬉しかった。



それからのことはあまり
覚えていない。

遥香が近くに来てくれた。
俺の名前をまた呼んでくれた。


そして、
『抱きしめてと』言った。


俺しか知らない唇なのに
強がって他にもしたことある風に言いやがる。


お前は何なんだろうな。

今までの俺が…

馬鹿らしくなるほど



遥香に夢中なんだ。



『キスして…』



俺には最高のXmasプレゼントだよ。


…キスだけで終わるわけない…

前の俺ならそう言ってたな…。

ここで襲ってたかも。



やっぱり俺は情けねぇ男だ。

他の女も抱けないどころか
抱きたい女さえ抱く勇気がない。



2ヶ月で思い知らされた



大好きだよ。


遥香。
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