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金の月銀の月
第5章 One and Only
一真が美枝子の中に二回目を射精した時に
美枝子の悲しそうな顔をしているのに気付いた。

一真は美枝子を起こし、抱き締めた。

「美枝子、ごめん。。」

美枝子は首を横に振り、一真の目を見ずに笑顔で
「大丈夫よ」
と言った。

そして
「シャワー浴びてくるね」
そう言って裸のままフラフラとバスルームに出掛けた。

一真を苦しませている…

美枝子はそう思った。


シャワーから熱めのお湯を出し
頭から浴びた。

そして身体を拭きながら鏡に映った自分を見た。
身体中に痣ができていた。
強く吸われたり、噛まれたりの痕だ。

そして自分の鏡に映った自分の顔を見て
笑顔を作った。

「こんなに愛されて幸せよね?」

自分を抑えられないくらいに、愛されている美枝子は、一真が愛しくて堪らなくなった。


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