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第5章 One and Only

早朝に目が覚めた。

「もう、今日帰らないと…だわ。」
寂しそうな目をして美枝子は外を眺めた。

そしてキッチンで朝食を作った。

一真は一緒に起きて、美枝子が朝食を作る様子を眺めていた。

何故か朝から二人は会話が少なかった。

この楽しい時間の終わりが近づいていたからだった。


「素敵なお家よね。本当。一真さんとずっとこんな家で一緒にいられたら幸せでしょうね。ほんのちょっとの時間だけど…私に幸せをらありがとう。一真さん。」

美枝子は一真に礼を言った。

一真は美枝子を抱き締めていた。

あの旦那の元に帰って行くのかと思うと、一真は胸が張り裂けそうだった。

一真は美枝子の頭を持ち唇を噛んだ。
美枝子は一真がしたいようにさせていた。

着ていた服を剥ぎ取り、無理やり裸にした。
そして、大きなテーブルに寝かせ覆い被さった。

「一真さん？」
美枝子は一真を真っ直ぐに見た。
一真は怖い顔になっていた。

そして、想いのはけ口に美枝子を激しく抱いた。
抱くというよりも、無抵抗の美枝子を犯してした。

美枝子は一真を怖いと思った。

美枝子は涙を溜めながら一真を見つめていた。