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金の月銀の月
第6章 break with my past
美枝子は力無く立ち上がり洋服を着た。

雅之は満足気に裸でソファの上でイビキをかいていた。

そしてバッグを抱え家を出た。

深いため息をつき美枝子は歩き出した。


一真の喫茶店の前を通りかかると
一真はお客さんを見送っていた。

美枝子は一真を物陰に隠れて見ていた。

またため息をつき、ゆっくりとマンションに向かった。


部屋に着くと、そのままバスルームに行き
シャワーを浴びた。

雅之の精液を膣から掻き出した。

涙が溢れ出てきた。

深く愛されたいのに。
愛されてセックスをしたいのに。

その反面
求められて、乱暴にされながらセックスもしたい。

泣きながら、嫌だと思いながら、犯されたい…


自分がよく分からない。


美枝子は身体を拭き、バスローブを羽織り
そのまま自室に行った。


そして倒れ込むように眠りについた。


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