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金の月銀の月
第6章 break with my past
美枝子は自分が濡らしてしまったシーツを洗っていた。

明け方までセックスをしていて、
少し寝て先程まで山田と朝食を食べていたのだった。

美枝子の作った朝食を山田は喜んでくれた。

「美枝子さん、最高です!」

御飯を炊き、鯵を焼き、ほうれん草のお浸しに、大根と油揚げの味噌汁に玉子焼きという、朝食の定番の朝ご飯だった。

「山田さんったら、ただ魚やいて、玉子を焼いただけで、最高だなんて恥ずかしいわ。」

美枝子が朝食を用意している間に山田は朝風呂に入らせて貰ったのだった。

「美枝子さんと今度はお風呂に入りたいなぁ。」
山田はさりげなく言った。

「山田さんったら。」
美枝子は肯定も否定もしなかった。

朝食を食べながら他愛もない会話をして帰って行ったのだった。


山田との濃厚なセックスを美枝子はシーツを干しながら思い出していた。




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