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金の月銀の月
第7章 Live in the present
美枝子とは遊びのつもりでいた。
だが、美枝子を知れば知るほどのめり込んでいた。
身体は勿論大好きで、弱そうで強い心と、いつも柔らかく包んでくれる声、優しい眼差しに山田は惹かれていった。
先日美枝子は不倫相手といろいろあって
娘まで巻き込むような事になっていて少し引いてしまったが、彼女の一途さが愛しく思えた。
美枝子には言ってなかったが山田には妻子がいた。
子供と言っても成人した息子だった。
妻を愛し息子を大切にしていた。
息子の大学卒業祝いをするためにホテルのレストランに予約をしていた。
山田は仕事先からホテルに向かい、妻と息子は自宅からホテルに向かっていた。
ホテル近くのビルの工事現場の脇の通路を通っていた時に、工事現場の足場が崩れたのだ。
足場なのに足場をしっかり固定していなかったのが原因だった。
妻は息子を庇い即死で、息子は足の骨を折っただけで助かったと思ったら、翌日容態が急変しそのまま亡くなったのだった。
山田は一人きりになってしまったのだ。
やっと裁判も終わり、心に空いた穴を埋める為に山田は仕事に打ち込み、時間が空くと街に出て酒を飲み歩いていたのだった。
だが、美枝子を知れば知るほどのめり込んでいた。
身体は勿論大好きで、弱そうで強い心と、いつも柔らかく包んでくれる声、優しい眼差しに山田は惹かれていった。
先日美枝子は不倫相手といろいろあって
娘まで巻き込むような事になっていて少し引いてしまったが、彼女の一途さが愛しく思えた。
美枝子には言ってなかったが山田には妻子がいた。
子供と言っても成人した息子だった。
妻を愛し息子を大切にしていた。
息子の大学卒業祝いをするためにホテルのレストランに予約をしていた。
山田は仕事先からホテルに向かい、妻と息子は自宅からホテルに向かっていた。
ホテル近くのビルの工事現場の脇の通路を通っていた時に、工事現場の足場が崩れたのだ。
足場なのに足場をしっかり固定していなかったのが原因だった。
妻は息子を庇い即死で、息子は足の骨を折っただけで助かったと思ったら、翌日容態が急変しそのまま亡くなったのだった。
山田は一人きりになってしまったのだ。
やっと裁判も終わり、心に空いた穴を埋める為に山田は仕事に打ち込み、時間が空くと街に出て酒を飲み歩いていたのだった。