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金の月銀の月
第7章 Live in the present
「美枝子さん、大丈夫ですか?」

山田が心配そうに美枝子を見つめていた。

美枝子はシャワーの湯に逆上せ、喘ぎ過ぎて酸素が脳に足りなくなり、意識を失なったようだった。

「美枝子さんの事も考えずに…すみません。」

山田を見て起き上がり
「とても感じてしまったわ。気を失うくらい。ふふふ。」

美枝子の無邪気な笑みに山田はホッとした。

「あっ、朝食急いで準備しますね。」
美枝子は壁に掛けてある時計を見て少し慌てていた。

「山田さん、お仕事の約束があるんでしょ?早く着替えてくださいね。」
そう言い美枝子はソファから降りるとバスタオルが落ちた。

「きゃあ!」
美枝子は慌ててバスタオルを拾い身体に巻いた。

「美枝子さんも、一瞬に着替えましょう。」
山田は美枝子の腰に手を回しながら言った。
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