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金の月銀の月
第3章 Mellowkiss
掃除をしていても、
一真を思い出し、胸がキュンと痛んでしまう。

また、美枝子は大きななため息をついた。

「ああ…ダメね、私。」

そう思いながら早めに家事を終わらせた。
そして、午前中のうちに家を出た。

一真に逢いたかったからだ。

買い物に行く前に喫茶店に寄ってみると
店は少し混んでいた。

カウンターの美枝子が座る場所に
女性が座っていて、一真と楽しそうに喋っていた。

その女性はハーブティーを飲んでいた。

美枝子は、
(私、特別じゃないんだ…)

そう思うとまた、先程と違う胸の痛みを感じた。

美枝子は窓際のテーブル席に座った。

そしてアールグレイを頼み、早目に飲み終えると、
にっこりとしながら
「ご馳走様」
と、言いお金を支払い店を出た。


美枝子が店を出ると一真が店を飛び出して
「美枝子さん、また、来て下さいね。」
と、叫んでいた。

美枝子は振り返り会釈をして、背中を向けた。

美枝子は自己嫌悪に陥っていた。


(当たり前よね、こんな既婚のおばさんなんて、ただの暇潰しに付き合う程度よね…)



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