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金の月銀の月
第2章 Afternoon tea
主婦の美枝子は36歳。

今朝も5時に起き
部活の朝練の子供の為にお弁当と朝食を作っていた。

部活と勉強に疲れている子供は
起こしてもなかなか起きずに一苦労していた。

「起きて、りぃちゃん、遅れるわよ。」

娘の璃子は、やっと起きて朝はいつも機嫌が悪い。

朝から美枝子も楽しく無いが、自分まで機嫌が悪いと
もっと嫌な朝になりそうで、美枝子は笑顔で娘に接していた。

やっと璃子が出掛けた6時半に
夫の雅之を起こしに寝室に行く。

カーテンを開け、雅之を揺り動かす。

40歳になった雅之は加齢臭が出始めたのか
最近は臭く感じてしまう。

窓を開け、寝室から出て
雅之の朝食準備をする。

気分によって雅之は朝食を食べたり食べなかったりしている。

美枝子は度々「健康の為に朝食は必要だ」と言うが、いつも朝から機嫌が悪い。
朝食が用意されていなければ文句を言うのに
朝食に見向きもしないで家を出る日もある。


この日は雅之はシャワーを浴び
そのまま出掛けた。


一言も言葉を話さずに…


美枝子は大きな溜息をつき、ダイニングテーブルに座り、雅之が手をつけずにいた朝食を一人で食べた。


一人の朝食を食べながら
朝の情報番組を見ながら
今日もいつもと同じ日常だな…と
大きなため息をつき、キッチンへと立った。





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