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第3章 紫色の欲情が創る世界

「変な目で見られてるよ？」

「大丈夫！俺の視界には斗亜しか入ってないから！」

「そんな大きい声で言わなくて良いから！」

「いや、聞くから答えたんやんか…」

絡めてほどいて
再び絡める
指と指がキスしているような
そんな軽い愛撫

「あー…なんかやばいかも」

「へ？何がやばいんや？」

「……キスしたくなってきた」

背けた顔の口を押さえて
ぼそりと言うが
俺はしっかり耳にいれる