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第3章 紫色の欲情が創る世界

既にシートベルを着用した斗亜は
一瞬、行動を止める

「俺ん家、プールあんねん!あかん?」

「それって偉月の家行くって事?」

「初デートで家連れ込むとかNGか!?でも、斗亜は男やからセーフ?」

女の子なら
多少、抵抗感があるかとは
思ったが
…どうなのだろう

「偉月ん家って…偉月の匂いだらけだよね」

「え…?まぁ、そうか…?んー…そうやな」

「襲ったらごめん」
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