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第3章 紫色の欲情が創る世界

「だから、場所は問題じゃないんだって」

「なんやねん！もっとハッキリ言ってや！俺と一緒にいられたらどこでも良いってさ！」

「言ってて恥ずかしくない…？」

単純明解構造な
俺の頭の中は直接的言葉のが
分かりやすくて良い

「…言ってやー！」

「…言葉にしたら感じなくて良い事まで感じちゃうからヤダ」

「感じなくてええ事って？」

運転中につき
正面にしか顔を向けていられない
俺の頬にふわっとした温もりが触れた