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第4章 灰色の兄弟

階段に座る僕の下で
僕の指を舐める兄の舌が
僕の支配欲を満たして行く

アイスで冷えた手が
イッキの暖かい舌によって
火照って行く

卑猥な音に支配されそうになる寸前で
イッキは唇を離した

「ほれ、キレイキレイ出来たで」

「ご苦労」

「うをっ!もうアイスちゃうやん!シャーベットやな…」

「誰か来るの?」

アイスを食わえながら
聞くとイッキは嬉しそうに顔を緩ませる
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