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第4章 灰色の兄弟

制止する水島は
イッキに大人しく抱っこされている

これは
もしかすると
イッキの片想いだけじゃないのかな…

それなら
それほど光栄な事はない
イッキが僕の幸せを願ってくれるように
僕はイッキの幸せを願っている

そうしてくれるなら
イッキの相手が既婚の男だろうと構わない

僕が構わなくても
相手がどう思うかは微妙だけど…

「早く二人きりになりたいんちゃう？挿し絵受けとろか？」