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第4章 灰色の兄弟
蹴飛ばす勢いで
バンッと扉を開ける

イッキに馬乗りになる
水島斗亜
それなりに際どい構図だが
真っ最中って訳ではなさそうだ

むしろ

一番、邪魔されたくないとこか?

「み、深月っ!!と…村越さん…」

「……村越…?」

訝しげに僕…いや
恭ちゃんを見る水島斗亜と
ただビックリした顔しているイッキ
そして僕の後ろでこそこそする恭ちゃん
で、飴ちゃんくわえながら
ふんぞり返る僕

なんとも不思議な時間が
ピリピリしながらまったり流れる
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