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COLOR
第6章 白銀の未来へ
一瞬だけ
甘く暖かい秋風が僕を包んだ
そのせいで
僕はすっかりやる気になったんだ
そうだ
誰宛か解らないあの手紙
あれは小説を読んでくれた読者に向けて
ちょっと拝借しよう
きっと
イッキは『はずいやんか!』って
言いながら良いよって言ってくれるはず
「恭ちゃん?」
「なんだ?」
「…キスせーへん?」
「よろこんで」
決して重ならない
それぞれのCOLOR
今日もきっとどこかで交わっているだろう
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