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COLOR
第1章 濃紺を形成するもの
帰り際寄った本屋は
じりじりに焼かれた肌には有難い
キンキンの風に満ちている
入り口に積まれた新作の文庫本たち
お気に入りの作家の新作をチェックしながら
ぐるぐると歩く俺の視界に入る見慣れた作家名
『進撃の女流作家!柚子有愛!』
そんな言葉がでかでかと書かれた
雲の形のプレートが
本の山の中に突き刺さっていた
(おいおい…入口付近に置いて良いのかよ…)
新作『レイピスト―肆―』が4つのタワーになって
置かれているが
その中身を知っている俺は一人
無駄に焦ってしまう
じりじりに焼かれた肌には有難い
キンキンの風に満ちている
入り口に積まれた新作の文庫本たち
お気に入りの作家の新作をチェックしながら
ぐるぐると歩く俺の視界に入る見慣れた作家名
『進撃の女流作家!柚子有愛!』
そんな言葉がでかでかと書かれた
雲の形のプレートが
本の山の中に突き刺さっていた
(おいおい…入口付近に置いて良いのかよ…)
新作『レイピスト―肆―』が4つのタワーになって
置かれているが
その中身を知っている俺は一人
無駄に焦ってしまう