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第3章 紫色の欲情が創る世界

「今なら完璧なハムレットが演れそうや…」

「そりゃ、重症やな…どないしたん？」

「どないしたもこないしたもあるかいっ！もう…罪悪や…」

結構な八つ当たり
深月はけろっとした顔をしている
まぁ、八つ当たりしても
あまり気付いてくれないのが
弟の良い所である

「とりあえず…稽古行かへんの？」

「行く…」

あれから2日
もうすぐ腐るんじゃないかって
ふて腐れを見せている俺