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第3章 紫色の欲情が創る世界

実は稽古場は
我が家にある

広くて安くていつでも使える場所が欲しいと我が儘言ったら
深月が作ってくれたのだ

小説家は大分
儲かるらしい…

その分
殆ど休みなく
引き込もっていないといけないが

深月いわく
『金があっても使う時間がない』
ごもっとも…
身体を壊しながらも
執筆しているのを見ると
心配と同時に自分自身が情けなくなる