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隠匿シリーズ☆番外編
第6章 彼の忘れられない人は……?
絶頂で強張った肢体をリネンの上で弛緩させ、息を弾ませていると、レオも限界なのかトラウザーズをくつろがせる。
暫しその様子を陶然と見ていたが、はたとなり、アリエッタは上体を起こした。
「待って……」
「まさかここまでしておいて、やめろとは言わないよな」
レオは不服そうに眉を潜める。アリエッタは首を振り、そうではないと伝える。
「その……私もレオを気持ちよくさせたいの」
最初に決めた通りレオにとって素敵な思い出にして欲しくて、羞恥を忍び、そう告げる。
首を傾げるレオの下肢に、アリエッタは恐る恐る顔を近づける。
「下手くそだけど……頑張るわ」
消え入りそうな声で言い、まろむ先端へ口づける。そのままはくりと口腔に咥えると、レオは「は……」と切なげに息を詰める。
口淫の経験は少ないが、アリエッタは丹念に、そして愛情を籠めて愛撫する。
「こんなこと……いつもされているかと思うと、俺を殺したくなる」
レオは息を荒くし、眼を細めてアリエッタの口淫する様を見詰め、自身への嫉妬を吐き捨てる。
いつもというわけではないと否定したかったが、口調とは裏腹に優しく頭を撫でられ、膨張する肉塊から口を離さず続ける。
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