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隠匿シリーズ☆番外編
第6章 彼の忘れられない人は……?
口腔に広がる青臭い白濁。口で受け止めるのは初めてで、驚きと独特の匂いに咽そうになりながらも、肉棒がビクビクと跳ねるのがおさまるまでどうにか口に含んだまま堪えた。
最後にちゅう、と吸い上げると、レオは肢体をブルリと震わせる。
もういいだろうか、とそろりと口を離す。
「すまない、アリエッタ! ここに出してくれ」
焦った様子でレオは自分の掌を差し出してくる。
口腔ではドロリとした苦い精液が行き場を失い舌に絡み付いてきて、吐き出してしまいたい衝動に駆られるも、これはレオの子種だと思うと不思議と嫌悪感はなく。
いつも彼はアリエッタの蜜を飲み下しているのが頭を過り、迷った挙句喉にも絡み付くそれをどうにか嚥下した。
「飲んだ……のか?」
アリエッタが喉を鳴らしているのを目の当たりにしたレオは、眼を丸める。
「だって……いつもあなたはそうしてくれてるもの。それに愛する人の子種を手に出すのなんて出来なくて……」
けして美味しいとは言い難いものであっても、無情にも掌に吐きだすことはしたくなかった。
苦しさに胸を喘がせつつ言うと、レオは唐突にアリエッタをリネンの上へ押し倒した。
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