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隠匿シリーズ☆番外編
第9章 突然の招待
騙されたことは不満だったものの、はるばる遠い国まで来たのだから、と仕方なしに診察する。……シズの身体をじっくりと。
結論として、どこも異常はなかった。不思議なのがシズを悩ませている淫魔がまったく騒ぐ様子がないことだ。子供の身体になってしまったのか、それとも奇病とやらが要因なのか。
診る必要のなさそうな恥部を今までみたいに弄ってもみたが、ハルを犯罪者の気分にさせただけで、反応の兆しさえなかった。
「ハ……ハル兄ぃ……。もういい?」
羞恥で泣きそうになりながら、寝台で裸になり大股を開くシズはハルに訴える。
身体は濡れずとも、精神的には大人なシズは興奮はしているようだ。
「今回はこれくらいにしといてやるが、帰ったらたっぷり罰与えてやるからな」
「えぇっ!? これ、診察じゃなかったの!?」
「今さらなに言ってんだ。診察兼お仕置きだ」
「……ッ」
お仕置きという言葉に反応して、頬を染めるシズ。もっと悪戯してやりたいが、やはりこの姿のシズだと犯罪じみていて気が咎める。
「さっさと服着ろ。あいつらんとこ戻るぞ」
シズを起き上がらせて、脱ぎ散らかしていた服をシズに寄越した。
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