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after five
第1章 高慢な女
もうすぐ、煮えたぎる精液が迫りくるのを、恭子は感じた。


直樹は恭子の髪を両手で強く掴み直す。

逃がさないためだ。

(このまま、口の中で出す気でいる?)


恭子には口内射精の経験がない。

ただでさえ、数年ぶりに咥えた男の性根…


(出されても…吐き出したりしたら…っ)


ここまで、頑張ったのに直樹の精子を吐き出してしまえば、逆上される恐れがある。


「…出るっ!」


ついに限界を迎えた剛直がはじけた。
恭子の口内で直樹の精液が猛然と迸る。

「んぐぅ!うぇぇぇっ…ぐぐぁ…」


恭子も経験がないが考えていた。
口内で放たれる熱源を円滑にこぼさずに飲み込むには、直樹の限界を察して射精するタイミングで口を窄めて吸引するしかない。



剛直が口内で跳ね上がった瞬間に、ヂュッと亀頭を強く吸った。


だが、予想外だったのは口内で何度も何度も大きく剛直が脈を打つ、不規則なびくつきに知性のある恭子でも想像がつかずに苦戦を強いられる。


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