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第3章 純潔の女

直樹は咄嗟に前方を指差した。


「なんだぁりゃあ!?」


女の子も、拳銃男も指先の方向に振り返る。



―-チャンスッ
直樹は足を踏み込み「やぁ！」と声を上げ、拳銃男の顔面に右面突きを叩き込んだ。


「ぶっ」

拳銃男はそのまま真後ろに倒れこんで戦闘不能となった。


面突きは顔面ストレートパンチだ。
拳銃男は鼻からドクドクと血を噴き出し、痙攣してから気絶した。


飛んだ拳銃はを拾い上げると、それはモデルガンだということが判明した。