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第4章 恐い女

美貴とは、駅で別れた。

彼女は誘拐グループのことを警察に通報をしていた。

今頃、あの男達は逮捕されているだろう。



（さて、会社に戻らなくては…）

電車に乗り、会社に戻った。

もぅ夜の１０時を過ぎている。




会社のある原内駅に着くと恭子が車で直樹の到着を待っていた。


「…ずいぶん遅かったわね」

不機嫌そうに恭子は言う。


だが、ずっと待っていられる器量が恭子にはある。