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after five
第4章 恐い女
「お疲れ様って労ってから物事しゃべれよ…人使ってんだからよ」
直樹は恭子の優しさを知っている。
彼女は意外にもコミュニケーションが苦手なのだ。
恭子は、助手席に座る直樹に缶コーヒーを渡した。
多少ぬるいが、恭子が暖かいコーヒーを出来るだけ覚まさないよう身体で温めていたのが直樹にはわかった。
「悪いな…」
夜寝れなくなってしまうかもしれないタイミングで飲むコーヒーは美味しいものだ。
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