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秘密の香り
第10章 秘密の痕
カーテンを開き窓を開ける
部屋に流れ込むように風が入りカーテンが揺れた
窓辺からベッドを眺める…
爽やかな朝
秘密の関係で
誰かを傷つけてはいけない…
だから
絶対にバレてはいけない…
もっと慎重にならなくちゃいけない…
外泊なんて
軽率すぎた…
もっと割り切らなきゃ…
どんなに純粋に想っていても
これは不倫…
私は敦を裏切っている…
ふと窓の外に目をやると
小さい子供を連れた夫婦が歩いていた
これから保育園に送り仕事へ行くのだろうか
パパとママに手を繋がれて元気よく歩く子供
可愛い…
思わず微笑んだ
「ありがとう、換気してくれたんだね」
「いえ…」
「シャワーどうぞ」
「ありがとうございます…」
バスルームへ案内されて
シャワーを浴びた
置かれているシャンプーやボディソープは
メンズ用の物で女性の影は見えなかった
洗面所には
圭吾さんから貰ったハブラシ
歯を磨き
軽くメイクをして
バスルームを出た
「ごめん、簡単なものだけど」
テーブルには美味しそうなトーストと
トマトのサラダが並んでいた
「わぁ…美味しそう」
「座って…いまカフェオレ淹れるから」
キッチンに立つ圭吾さんを見て
胸がきゅんとした
私は圭吾さんが好き…
この気持ちを守りたい…
いけない関係と分かっている…
でも大切な存在…。
部屋に流れ込むように風が入りカーテンが揺れた
窓辺からベッドを眺める…
爽やかな朝
秘密の関係で
誰かを傷つけてはいけない…
だから
絶対にバレてはいけない…
もっと慎重にならなくちゃいけない…
外泊なんて
軽率すぎた…
もっと割り切らなきゃ…
どんなに純粋に想っていても
これは不倫…
私は敦を裏切っている…
ふと窓の外に目をやると
小さい子供を連れた夫婦が歩いていた
これから保育園に送り仕事へ行くのだろうか
パパとママに手を繋がれて元気よく歩く子供
可愛い…
思わず微笑んだ
「ありがとう、換気してくれたんだね」
「いえ…」
「シャワーどうぞ」
「ありがとうございます…」
バスルームへ案内されて
シャワーを浴びた
置かれているシャンプーやボディソープは
メンズ用の物で女性の影は見えなかった
洗面所には
圭吾さんから貰ったハブラシ
歯を磨き
軽くメイクをして
バスルームを出た
「ごめん、簡単なものだけど」
テーブルには美味しそうなトーストと
トマトのサラダが並んでいた
「わぁ…美味しそう」
「座って…いまカフェオレ淹れるから」
キッチンに立つ圭吾さんを見て
胸がきゅんとした
私は圭吾さんが好き…
この気持ちを守りたい…
いけない関係と分かっている…
でも大切な存在…。