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秘密の香り
第13章 秘密の代償
寒空の中ふたりで並んで歩き
近所の神社へ初詣へ行った

「やっぱり混んでるね」

「うん」

敦は手を差し出した

「はぐれるなよ…」

私は一瞬…躊躇して
敦の手に指を絡める

「冷たすぎ…」

自分のアウターのポケットに
つないだ手を入れた

敦の歩調に合わせ歩く

参拝のあとに
お揃いで御守りを買ってくれて
携帯につけてくれた

「ありがとう」

「一年健康で過ごせるように、ね」

神社を出て家のほうへ歩き出した

「今朝さ…」

「うん」

「父さんから連絡あって…」

お義父さんから…

「まぁ新年の挨拶と…浮気のこと聞いたよ…」

「そっか…なんだって…?」

「俺が思ってた以上に泥沼…」

泥沼…?

「相手が同じ会社の人で…母さんがそれ知って…会社に言ったらしい…」

お義母さん…そんなことしたんだ…

「ふたりとも、年内いっぱいで退職したって…」

「え…お義父さん辞めたの…」

「居ようと思えば居れたみたいだけどね…」

何て言えばいいか分からなかった

「離婚は確定だけど…母さんが応じないし、たぶん揉めるんじゃないかな…」

これが不倫の末の現実なのだろうか…

「まぁ…退職は可哀想だけど…自分が浮気した代償だよ…仕方ない…」


秘密の代償…

そんなこと考えていなかった


「お義父さん、これからどうするの?」

「さぁ…そこまでは聞かなかった…」


家に着くと敦はお風呂に入り
私はその間に夕飯の準備をすることにした

お雑煮を食べたし
夕飯は軽いものでいいかな…

冷蔵庫を開けて何を作るか考えた


お風呂から敦が呼ぶ声が聞こえる

「なぁに?」

お風呂場へ行き話しかける

「桃香も一緒に入ろうよ」

「でも…夕飯…」

「いいよ、お雑煮にお餅で」

「いいの?」

「うん、早く来て」

私は洋服を脱ぎお風呂に入った…。


















































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