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秘密の香り
第14章 秘密の空間
舌が絡み合いお互いの体温の温かさを感じる…

圭吾さんの左手がバスローブの中へ入り
太ももを撫でていく

早く…触ってほしい…


くちびるが離れ圭吾さんの熱い眼差しを感じた


腕の中に抱き寄せられ
それ以上は何もしなかった…


「今日はこうやってのんびり過ごそう…」

「圭吾さん…」

私たちは手を繋いでベッドに潜った


何を話す訳でもなく

ただ…温もりを感じ…
いま確かにとなりにいる…その存在を噛み締めた


私と圭吾さんだけの秘密の空間…


「圭吾さん…」

「ん…」

「また…ここに来たいです…」

「ここ…?」

「はい…」

圭吾さんな不思議そうな顔をする

外の音が全く入らないこの空間が
私と圭吾さんの関係を守ってくれるような
そんな気がしたのだ…

「いいよ…また来ようね…」

頭を撫でられ
強く抱きしめられて

私は胸いっぱい圭吾さんの香りを嗅いだ…。































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