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あなたの面影
第8章 一仁の愛し方
「なっ!? 何ですか、これはっ!?」
私の体は赤い縄で両手を背後で結わえられ、両脚は閉じることが出来ないように縛り付けられていた。
更にその縄は禍々しい赤蛇のように私の身体を這うように巻き付けられ、乳房の円周に沿うように食い込まされている。
何でそんなに克明に自分の置かれた状況がわかるかと言えば、目の前に姿見の鏡が置かれているからだ。
鏡に映る小包のようにパッケージングされた惨めな自分の姿は正視に堪えがたい。
「よく似合ってるな、瑞波」
ドレスを着た彼女を誉めるような優しい口調と柔らかな笑顔を向けられた。
「ふ、ふざけないで!! 解いて下さいっ!!」
「あー動くと食い込むって言っただろ? 瑞波は賢いわりに学習能力がないんだな?」
獲物を前にした肉食獣のように彼は目を鋭く綻ばせた。
ゆっくりと私の背後に座り髪を掻き分けて耳元で囁く。
「沢山可愛がってあげるからな……」
これから味わされることに思いを馳せ、恐怖で私は強く目を閉じた。
私の体は赤い縄で両手を背後で結わえられ、両脚は閉じることが出来ないように縛り付けられていた。
更にその縄は禍々しい赤蛇のように私の身体を這うように巻き付けられ、乳房の円周に沿うように食い込まされている。
何でそんなに克明に自分の置かれた状況がわかるかと言えば、目の前に姿見の鏡が置かれているからだ。
鏡に映る小包のようにパッケージングされた惨めな自分の姿は正視に堪えがたい。
「よく似合ってるな、瑞波」
ドレスを着た彼女を誉めるような優しい口調と柔らかな笑顔を向けられた。
「ふ、ふざけないで!! 解いて下さいっ!!」
「あー動くと食い込むって言っただろ? 瑞波は賢いわりに学習能力がないんだな?」
獲物を前にした肉食獣のように彼は目を鋭く綻ばせた。
ゆっくりと私の背後に座り髪を掻き分けて耳元で囁く。
「沢山可愛がってあげるからな……」
これから味わされることに思いを馳せ、恐怖で私は強く目を閉じた。