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あなたの面影
第8章 一仁の愛し方
「あっ……」
びくんっともう一度中で彼が震えた瞬間、私ももう一度達した。
「瑞波……」
溢れないようにゆっくりと抜く行為に彼の優しさと気遣いを感じる。
髪を撫でながら私の瞳の奥を覗きこむ。
「俺の愛し方、気に入った?」
「……もう少し優しい方がいいです」
「そう? 結構感じてたくせに」
「そんなことっ……」
正直、いつもより興奮したのは事実だ。
聡志はもちろん、これまで経験したことのない世界は倒錯的で開けてはいけない扉を開けてしまったような気持ちにさせられた。
だけどそれを認めるのはあまりに恥ずかしかった。
「それより縄を……」
「ああ、そうだね」
思い出したように彼は縄を解く。
あれほど強固に結わえてあったのが嘘のように簡単に解いた。
しかし縄がなくなっても私の肌にはその痕跡が赤く刻まれていた。
「えっ……どうしようっ!?」
痛々しく残る爪痕に血の気が引く。
「凄く卑猥で綺麗だよ」
びくんっともう一度中で彼が震えた瞬間、私ももう一度達した。
「瑞波……」
溢れないようにゆっくりと抜く行為に彼の優しさと気遣いを感じる。
髪を撫でながら私の瞳の奥を覗きこむ。
「俺の愛し方、気に入った?」
「……もう少し優しい方がいいです」
「そう? 結構感じてたくせに」
「そんなことっ……」
正直、いつもより興奮したのは事実だ。
聡志はもちろん、これまで経験したことのない世界は倒錯的で開けてはいけない扉を開けてしまったような気持ちにさせられた。
だけどそれを認めるのはあまりに恥ずかしかった。
「それより縄を……」
「ああ、そうだね」
思い出したように彼は縄を解く。
あれほど強固に結わえてあったのが嘘のように簡単に解いた。
しかし縄がなくなっても私の肌にはその痕跡が赤く刻まれていた。
「えっ……どうしようっ!?」
痛々しく残る爪痕に血の気が引く。
「凄く卑猥で綺麗だよ」