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あなたの面影
第10章 告白
彼の部屋につくと促されるままソファに腰かけた。
通い慣れた場所のはずなのに今は緊張してしまっていた。

「ほら」と言いながら彼は瓶に入ったウォッカベースのカクテルを渡してくれる。

「ありがとう」

本当は水の方がよかったけど受け取る。
もしかしたらこれから聞く話は少し酔っていた方が助かることかも知れない。
キャップを回し、ボトルのまま薄い乳白色のそれを一口流し込む。
ライムとグレープフルーツの香りが鼻を抜ける。
一仁さんもプルタブを開け、ビールを流し込む。
勢いをつけるかのようにごくりと喉を鳴らしていた。

「俺の秘密を聞いて、もし俺のことを嫌いになったらそう言ってくれ……」
「うん……分かった」

例えそれで彼を拒むことになっても、聞いておきたかった。


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