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あなたの面影
第10章 告白
私に叱られた一仁さんは渋々着替え始める。
少し色褪せたノーダメージのブルージーンズに白いシャツを羽織る。
シャツは本当に羽織るという感じで裸の上に着て、前のボタンもかがない。
乳首が見えそうで見えなくて裸よりもある意味セクシーな感じになってしまう。

完成した朝御飯は味噌汁と卵焼きと大根おろしという和風なものにした。簡単なものなのに一仁さんは大袈裟に喜んで食べてくれる。
気持ちいいほどの食べっぷりで見ていて笑みがこぼれる。

こんな幸せな朝はいつ以来なのかと思い出しそうになってやめた。


朝御飯だけ作って帰るつもりが、居心地のよさと離れがたさに邪魔をされ、結局一日過ごしてしまう。
特に何をするわけでもなく、映画を観たり、近くに買い出しに行ったり、散歩をしたりして過ごす。
ついでに彼の性癖を身体でもう一度確認もした。



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