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あなたの面影
第13章 笑顔の別れ
「来るときはあらかじめ連絡しろって----」
奥から扉を開けてやって来た一仁さんは、私の顔を見て言葉をなくして立ち尽くす。
「一仁さんっ……」
「瑞波……」
顔を見たら限界だった。
好きですって
一緒にいたいですって
伝えに来たのに……
言葉が出なくて、涙ばかり溢れてきた。
泣いてる私を見て一仁さんも苦しそうに目を伏せる。
「ごめんな、さいっ……」
私が傷つけたのに、一仁さんはまた私のせいで心を悼めてしまっている。
「なに謝ってるんだよ……瑞波を泣かせるなんて、俺の方が謝らないといけないんだから……急に突き放し過ぎて悪かった……」
違うのにっ……
何で私はこんなに弱くて、馬鹿なんだろう。
謝ってもらいたくてここに来た訳じゃないっ……
「好きですっ……私、一仁さんのことが好きなんですっ……誰よりもっ……誰よりも一仁さんのことがっ……」
奥から扉を開けてやって来た一仁さんは、私の顔を見て言葉をなくして立ち尽くす。
「一仁さんっ……」
「瑞波……」
顔を見たら限界だった。
好きですって
一緒にいたいですって
伝えに来たのに……
言葉が出なくて、涙ばかり溢れてきた。
泣いてる私を見て一仁さんも苦しそうに目を伏せる。
「ごめんな、さいっ……」
私が傷つけたのに、一仁さんはまた私のせいで心を悼めてしまっている。
「なに謝ってるんだよ……瑞波を泣かせるなんて、俺の方が謝らないといけないんだから……急に突き放し過ぎて悪かった……」
違うのにっ……
何で私はこんなに弱くて、馬鹿なんだろう。
謝ってもらいたくてここに来た訳じゃないっ……
「好きですっ……私、一仁さんのことが好きなんですっ……誰よりもっ……誰よりも一仁さんのことがっ……」