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あなたの面影
第13章 笑顔の別れ
やっと言えた。
言葉を伝えるのがこんなに大変だったなんて、はじめて知った。

思いをぶつけるのがこんなに怖いことだなんて、今まで知らなかった。

一度口にしたら後から後から言葉が溢れた。

「大好きなんです、一仁さんが。ちょっと意地悪なところも、本当は優しいところも、ちょっと天然なところも、ドSなところも……全部好きなんですっ……だからっ……だから私と一緒にいてくださいっ!! どこにもいかないでっ……ううん。どこへ行ってもいい。私も連れていってくださいっ……だいすきだからっ……」

そこまで言うと一仁さんに抱き締められた。

「馬鹿だな……」
「馬鹿ですいませんっ……」

私は顔を彼の胸に押し当てて泣く。

「違うよ……馬鹿なのは……俺だよ……」

一仁さんの指が私の顔をそっと持ち上げて、ゆっくりと唇を重ねてくれた。
ふんわりと優しい感触。
私が大好きな一仁さんの唇の柔らかさだった。


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