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あなたの面影
第13章 笑顔の別れ
「俺も……瑞波が好きだ……誰よりも……素直にそう言えばよかったね……」
涙を堪えて微笑んで首を小さく振る。
「ううん……今言ってくれたもん……それでいいですよ……」
私も噛むようにちょっとふざけて一仁さんの唇にキスをする。
「瑞波……俺の愛し方……受け入れられそうなの?」
「うーん……多分……あまり激しくないやつなら……」
含み笑いをする一仁さんにつられて、私も笑みが溢れる。
「こういうのは?」
一仁さんは私の胸をグッと強く掴む。
「……馬鹿」
にやっと笑った彼はそのまま私のブラウスを無理矢理引っ張って開襟させる。
「ひゃっ!?」
勢いでボタンが数個飛び散った。
忘れてた……
この人、本当にドSたったんだっけ……
ブラをずらすと躊躇いなく乳房に噛みついた。
甘咬みより少し強い力で、思わず声をあげてしまった。
それは大袈裟に言うなら、例え愛する人でもその生き血を吸わなければ生きられない、悲しい吸血鬼のようだった。
さっきまでの愛しくて甘い時間が嘘のように、彼は荒々しく私を愛撫し始める。
でも、これがこの人の愛し方。
それも含めて愛してしまってる私は、やっぱり一仁さんの言う通り、生まれついての奴隷体質、なのだろうか?
涙を堪えて微笑んで首を小さく振る。
「ううん……今言ってくれたもん……それでいいですよ……」
私も噛むようにちょっとふざけて一仁さんの唇にキスをする。
「瑞波……俺の愛し方……受け入れられそうなの?」
「うーん……多分……あまり激しくないやつなら……」
含み笑いをする一仁さんにつられて、私も笑みが溢れる。
「こういうのは?」
一仁さんは私の胸をグッと強く掴む。
「……馬鹿」
にやっと笑った彼はそのまま私のブラウスを無理矢理引っ張って開襟させる。
「ひゃっ!?」
勢いでボタンが数個飛び散った。
忘れてた……
この人、本当にドSたったんだっけ……
ブラをずらすと躊躇いなく乳房に噛みついた。
甘咬みより少し強い力で、思わず声をあげてしまった。
それは大袈裟に言うなら、例え愛する人でもその生き血を吸わなければ生きられない、悲しい吸血鬼のようだった。
さっきまでの愛しくて甘い時間が嘘のように、彼は荒々しく私を愛撫し始める。
でも、これがこの人の愛し方。
それも含めて愛してしまってる私は、やっぱり一仁さんの言う通り、生まれついての奴隷体質、なのだろうか?