この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたの面影
第13章 笑顔の別れ
「風邪引いちゃうから部屋に入ろうか?」
一仁さんが問い掛ける。
「ううん。もうちょっとだけ……ここにいたい」
夜空がとても綺麗だった。
「分かった……」
重ねる肌はお互い冷えきっていたけど、心は暖かく満たされていた。
「三年って長いんですよ。小説ならページを捲れば『そして三年後』なんて出てくるけど。毎日待ち続けていたらすごく長いんですから……」
「そうだね……でも瑞波は独りじゃない。いつも俺と心が繋がっている……それだけは忘れないで欲しい」
「うん……」
一仁さんの頬に両手を置き、すっと引き寄せてキスをする。
柔らかな唇が気持ちを安らげてくれた。
もっと欲しくて、彼の髪に指を入れて引き寄せる。
舌を絡ませあいながらゆっくりとキスをしていた。
彼の感触を忘れないよう、記憶に刻むように……
一仁さんが問い掛ける。
「ううん。もうちょっとだけ……ここにいたい」
夜空がとても綺麗だった。
「分かった……」
重ねる肌はお互い冷えきっていたけど、心は暖かく満たされていた。
「三年って長いんですよ。小説ならページを捲れば『そして三年後』なんて出てくるけど。毎日待ち続けていたらすごく長いんですから……」
「そうだね……でも瑞波は独りじゃない。いつも俺と心が繋がっている……それだけは忘れないで欲しい」
「うん……」
一仁さんの頬に両手を置き、すっと引き寄せてキスをする。
柔らかな唇が気持ちを安らげてくれた。
もっと欲しくて、彼の髪に指を入れて引き寄せる。
舌を絡ませあいながらゆっくりとキスをしていた。
彼の感触を忘れないよう、記憶に刻むように……