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あなたの面影
第13章 笑顔の別れ
「三年だからね……もし三年から一日でも伸びたらもう待たないですからね!!」
笑ってるつもりだけど涙が止まらなかった。
「分かった。必ず三年で戻る」
「……絶対ですよ」
「ああ。約束だ……」
一仁さんは私の頭を優しく撫でる。
重荷になっちゃ駄目だ。
明るく送り出してあげなきゃ……
「ちゃんとちょくちょく帰ってきてくれないと、浮気するかも……あと電話は毎日。台湾って時差あるのかな? それとお土産も毎回凝ったものにしてくれなきゃ浮気するかも。それに会ったときはたくさん激しく愛してくれなきゃ浮気する。間違いなく浮気するから!!」
「調子乗るな。ここぞとばかりに条件つけすぎだ!」
コツンと人差し指で額をつつかれる。
「バレたか……」
私は舌を出してわざとらしくおどけた。
今度はうまく、笑えている自信があった。
笑ってるつもりだけど涙が止まらなかった。
「分かった。必ず三年で戻る」
「……絶対ですよ」
「ああ。約束だ……」
一仁さんは私の頭を優しく撫でる。
重荷になっちゃ駄目だ。
明るく送り出してあげなきゃ……
「ちゃんとちょくちょく帰ってきてくれないと、浮気するかも……あと電話は毎日。台湾って時差あるのかな? それとお土産も毎回凝ったものにしてくれなきゃ浮気するかも。それに会ったときはたくさん激しく愛してくれなきゃ浮気する。間違いなく浮気するから!!」
「調子乗るな。ここぞとばかりに条件つけすぎだ!」
コツンと人差し指で額をつつかれる。
「バレたか……」
私は舌を出してわざとらしくおどけた。
今度はうまく、笑えている自信があった。