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あなたの面影
第14章 エピローグ
怜香ちゃんが聡志さんとやって来て、私に鍵を貸してくれたあの日。
私は鍵もかけず、二人を置いてこの家を飛び出した。
そして翌朝帰ったとき、二人はまだ私の部屋にいた。
あの時は自分のことで頭が一杯で意識が散漫だったけど、確かになんか不思議と二人に親密な空気があったような気がしていたっけ……
「まさかあなたたち、この部屋で変なことしてないよね?」
我ながら意地悪だなと感じる目で、二人を見る。
「ばばばっ……バカじゃないのっ!」
彼女の慌てっぷりは肯定したも同然だった。
「怜香ちゃん高校生だからね? 不純異性行為は駄目だよー?」
「な、何言ってんだよっ……」
おろおろとする聡志さんと顔を赤らめて怒る怜香ちゃん。
お似合いだなって思った。
真面目な聡志さんなら怜香ちゃんも安心だ。
私は鍵もかけず、二人を置いてこの家を飛び出した。
そして翌朝帰ったとき、二人はまだ私の部屋にいた。
あの時は自分のことで頭が一杯で意識が散漫だったけど、確かになんか不思議と二人に親密な空気があったような気がしていたっけ……
「まさかあなたたち、この部屋で変なことしてないよね?」
我ながら意地悪だなと感じる目で、二人を見る。
「ばばばっ……バカじゃないのっ!」
彼女の慌てっぷりは肯定したも同然だった。
「怜香ちゃん高校生だからね? 不純異性行為は駄目だよー?」
「な、何言ってんだよっ……」
おろおろとする聡志さんと顔を赤らめて怒る怜香ちゃん。
お似合いだなって思った。
真面目な聡志さんなら怜香ちゃんも安心だ。